2025年 9月 16日 17:17 の記事 作家 五木寛之について引用してとりあげる
- 飯田市 塾 戦争
もう一つのホームページで、今週の一言として、書いているものを、昨日、2025年9月15日(月)に書いたものを、また、コピーして貼り付けてみた。戦争について、少し考えてみた
よりそう言葉』五木寛之 著 (毎日新聞出版)より長い引用
「戦争は国家を守るが国民を守らない」
宇宙物理学者の視点から
「『月刊住職』という仏教寺院向けの専門誌がある(興山舎発行)。
創刊五十年の堂々たる専門誌だ。目次を一瞥(いちべつ)すると、現代の仏教界が直面する問題は、これほど多様で複雑なものかと痛感させられる。
高雅な表紙といい、多彩な内容といい、宗教ジャーナリズムの雄というべき雑誌だろう。
以前、私がインタビューを受けたときの記事が載っている数年前の号がでてきたので、読むともなしに眺めていたら、ロシアのウクライナ侵攻に関する文章が目についた。
読者との問答形式の「色即是空の科学事始め」という連載記事である。筆者は宇宙物理学者の池内了氏。連載百九十四回(2022年7月号)とあるから相当の長期連載だ。
<ウクライナ侵攻をめぐる問答集(その1)>として第9条で平和は守れるのか」という見出しがついている。
仏教、寺院界の専門誌が、ウクライナ問題をとりあげるというのは、かなり大胆な試みではないだろうか。
まだ開戦まもない時期の記事だけに、情報も限られているが、今回のウクライナ問題を見る視点はずれていない。
なかでも冒頭にかかげたフレーズは、、当たり前のことを堂々と宣言していて深く実感できる一文だ。
<戦争は国家を守るが国民を守らない>
パレスチナ対イスラエルの戦いにもその事を痛感する。」
この本の発行は、 印刷 2025年3月20日 発行 2025年4月5日 とある。今、このブログを書いているのが、2025年9月15日(月)だから、ほぼ5ヶ月経っているが、この「戦争は国家を守るが国民を守らない」という言葉は、普遍的な真実であるように思われる。なにより、現実がそのことを示している。これは心に留めておきたい言葉だ。いつの時代もそうだったのかもしれない。戦争について、少し考えてみた。